おひさまのたね蒔き


「おひさまのたね蒔き運動」が始まり、知人、友人をはじめとし、
賛同してくださる方への配譜が始まりました。
まずは友人や知人のつてを頼りに幼稚園、学校関係、コーラス団体など、
御協力いただけそうな方達に、この歌の趣旨を書いたものと歌詞を同封し、
お手紙を出すことにしました。
チーフマネージャーの河野さんは
引き出しの中の膨大な名詞ファイルを出して、
一枚一枚見ながら考えていました。
事務所などがお仕事で知り合った方にも
お声をかけさせていただくことにしました。
河野さんは私の手紙に添えて、一人一人に筆で手紙を書きました。

やがて秋風が吹く頃、ぽつぽつと返事が返ってき始めました。
快く賛同してくださる方もいれば、お返事のない方もいらっしゃいました。
事務所に顔を出すたびに、そんな結果報告がありました。

そして決して義理や強制的にではなく、ましてや営利目的ではなく、
あくまでも趣旨に御賛同いただいた方だけに譜面をお送りするようにしました。
私自身もコンサートやライヴでは歌詞カードを配り、皆さんに歌っていただき、
譜面の欲しい方を募りました。
ラジオなどのゲスト出演でも呼びかけました。
そして、いつしか沢山の方たちから、
賛同の声、譜面の要請をいただくようになりました。
事務所に行くと、いつもチーフマネージャーの河野さんが
黙々と譜面をコピーしてくださっていて、ほんとうに頭の下がる思いでした。

◁ 戻る・・・・・エピソード 3.へ▷